ホクレアとは
世界で一番大陸から離れた島、ハワイ諸島に人間がどうやって渡って来たのでしょうか?
古代にはコンパスや海図に頼らない、太陽や月、星、風や潮流、鳥の様子などの自然をナビゲーションにした航海術があったと言われています。
ハワイではその伝統航海術は失われていましたが、1976年にホクレアの航海によって復活しました。
以来40年以上、ホクレアは世界中のいろいろな場所に航海を続けています。
日本にも2007年に寄港していますので、記憶にある方も多いのではないでしょうか?
ホクレアはハワイの人々にとって誇りであり伝統文化を象徴するカヌーです。
ホクレアのクルーにインタビュー
先日、サーシャはホクレアを取材する機会をいただきました。
ハワイの人々にとってホクレアは単なるカヌーではなく、伝統文化の象徴、自分たちのアイデンティティを象る存在です。
そのホクレアに乗船できたのは、サーシャにとっても本当に貴重な体験でした。
そして直接クルーのお二人に、出航までの準備のお話や航海中のいろいろなお話を聞かせていただきました。
ホクレアのクルーとなれば、サーシャにとっては子供の頃からのヒーローです。
終始テンションが上がりっぱなしのサーシャでした。
取材の詳しい様子はアロハストリートのウェブサイトでご覧ください。
日本人クルーのタミさんとヴィンスさんのお話から、航海の素晴らしさと同時に、ホクレアを未来へ残していかなければならないハワイの伝統、文化、自然環境の象徴として、次の世代に繋げていくことの大切さ、そして大変さを知ったサーシャ、微力ながらサポートをしたいと決心しました。
来年2022年には4年ほどかけて、太平洋の国々を廻る航海を予定しているそうです。
ぜひ日本にも寄港できるように、皆さまの応援もよろしくお願いいたします。
こちらのハワイ州観光局のホクレア紹介サイトより寄付ができます。
ポリネシア航海協会
ポリネシア航海協会は、ハワイの伝統航海術を継承し、その技術を用いて世界中を航海しながら環境保全や文化伝承を目的に活動する非営利団体。歴史画家であり郷土研究家のハーブ・カネ氏、ウォーターマンとして知られるトミー・ホームズ氏、人類学者ベン・フィニー氏らにより、1973年に設立されました。
コンパスなどの計器を一切使わず、星や太陽の動き、波や風の変化などによるナビゲーションをもとに海を渡る伝統航海術を用いて、航海カヌーにより1976年にハワイ- タヒチ間の航海に成功し、ハワイアンの先祖たちがポリネシアから偶然ハワイに漂流したという説を覆し、彼らが航路を理解し意図的にハワイにたどり着いたことを証明しました。その後、これまで50年近くに渡り世界中の海を航海し続けています。
ポリネシア航海協会は、伝統航海術の芸術と科学、そして探求する心を継承し、体験型の教育プログラムを通して、自然、文化に敬意をはらい、互いにいたわり合う大切さを次世代に伝えることを使命としています。自然の力だけを使った伝統航海を通じて、地球という” 島” への敬意やいたわりの心を育み、分かち合い、学び合い、グローバルな関係を築くことで、自然と調和のとれた持続可能な世界の実現を目指しています。(出典:ハワイ州観光局ホクレア情報サイト)